KOBITブログ
中小企業 新ものづくり・新サービス展へ行ってきました。
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目次
はじめに
新しいビジネスチャンスの獲得、事業に勢いをつける為の新たなアイディアの発案。
皆様はどういった方法で行われているでしょうか?
BtoCやBtoBの企業様ごとに方法は異なるでしょうし、もちろん業界によっても違いがあると思われます。
そしてそれは「会社」である以上、永遠の課題であると言えます。
今回は、そういった課題の糸口になる可能性を生み出すビジネスマッチング会「中小企業 新ものづくり・新サービス展」のイベントへ行ってまいりましたのでその内容をまとめたいと思います。
概要
インテックス大阪にて開催された「中小企業 新ものづくり・新サービス展」(正式名称:ものづくり補助事業成果発表・ビジネスマッチング会「中小企業 新もの付づくり・新サービス展」)は11月28日、29日、30日と3日間に分けて開催され、ものづくり補助事業社によるブース展示にはじまり、セミナーやビジネスマッチング、専門講師によるセミナー、中にはサービス体験ゾーンなど内容は目白押し。出展者数600社以上のかなり大規模なイベントでした。
中でも驚いたのが、参加企業の業種の数。
農業・食品・建設・IT・情報通信・鉄銅・非金属・繊維・木材・紙・印刷・サービス・物流・小売・製造・石化・ゴム・プラスチック・機械器具・その他産業と、業種名が連なっただけでもかなりの数であることがわかります。
会場
まずインテックス大阪6号館中央部分にある受付をすませると、Aゾーン、Bゾーンと二手に分かれたブースエリアに向かいました。
Aゾーンで目立っていたのが、食品・SP・鉄銅。
実際に調理してオススメ商品の試食を配っている会社から、ご当地ものの変わり種商品、きらびやかな宝石のようなチョコレートなど。目で見て楽しめる、香りで楽しめる食品関係のブースがセンター付近に集合していました。
その奥には繊維・木材・印刷エリアとあり、SPツール関係や専門紙、フォントと、私にとって興味深い業種が。そこでもなかなか知ることができない新たな技術などがあり、こういったイベントに行かないと知ることができなかった詳しいお話を担当者の方から直接聞かせていただき、新たなサービスに驚いたり。
さらに奥に進むと鉄銅・非金属エリアで金属加工の目を引く繊細な加工や精密な部品の製造技術が並んでいましたが、Aゾーンの半面だけでこの広さ。
次にBゾーンへ移動すれば、建設関係の企業やメーカー、機械関係の企業のブースが多くあり、その奥には大手企業の相談会ブースが数多く並べられていて、相談会ブースに関しては別途受付が必要とのことでした。
広さのある、インテックス大阪だから出来るこの規模のイベント。案内図と見比べながら進まないと、自分がどこにいるのかわからなくなってしまうほどでした。
自動分析レポート作成サービスKOBIT
また、会場内ITエリアにブースを出展されていました、KOBITを開発・提供している株式会社クリエイターズネクストの代表窪田さんとお話ができましたので、私的に、「KOBITとはなんなのか?」をまとめてみました。
Webサイトとはどういった存在なのか
Webサイトは立ち上げて「完了」というわけではありません。
そこから、ユーザーの反応を見て「成長」させていくことで、大きく効果を発揮するものです。Webサイトは企業自身が育てていく生きている媒体と考えることが妥当です。
その育て方によっては、ランニングコストばかりかかり利益を生み出すことができない存在となってしまうか、しっかりと収益を生み出す広告塔としての役割を果たす存在となるのか、大きく変わってきてしまいます。
ではどのように育っていくのか。
そこで役立つのがGoogle Analyticsの分析です。Google Analyticsではサイトに関する様々な分析結果が見ることができます。
しかし、データを見るだけでは、対策の方向性を決めるのに専門的な知識やテクニックが必要となります。そこで役に立つのが「KOBIT」。KOBITは集計結果を分かりやすくまとめるだけでなく、そのデータを元にどのような改善をすればいいのかを文章形式で割り出します。
KOBITとは
報告書のような形で出てくるKOBITのレポートは、Google Analyticsから専門のマーケターが考え、データを作成し、そこから読み取った改善すべきポイントをまとめ、資料を作成するまでを自動化するシステムですので、毎回プロに依頼、もしくは雇用する費用を大幅に削減できます。
そもそものKOBITのコンセプトが「残業を減らす」ということをテーマとしているだけあり、人の手がかかる作業をいかに自動化するかに注目して作られています。
さらに、専門分野の人でなくともその後何を優先すべきかが一目で分かるように作られていることから、KOBITを使用することで何をすべきなのかを悩む時間も大幅に削減できます。
それにより何ができるのか
KOBITは「提案」という形で改善策を示唆してくれます。
その「提案」を元に、実際にそのWebサイトにとって改善策を見出ししっかりとしたサイトの育成ができるようになります。
もちろん、KOBITに頼るだけでなくそこで何をすべきかのコンセプトメイクはサイトごとに異なりますのでしっかりと考える必要はありますが、KOBITのシステム上で独自のランキング制度を設けて優先順位をつけているのでその優先順位と改善内容をヒントに新たな施策を考案しやすいよう考えられています。
KOBITまとめ
といったように私自身で「KOBITとは何なのか」をまとめてみました。
数値で今まで気付けなかって点を可視化でき、コスト面でもかなり削減できるツールとなるので、私的にもオススメのサービスです。
イベントについてのコメント
最後に、お話をお伺いさせていただいた株式会社クリエイターズネクスト窪田代表から、実際のイベント参加者としてメッセージをいただいたのでご紹介いたします。
「大阪は人柄が良い方が多く、熱心にKOBITの話を聞いて下さったのが印象的でした。また、来場者の方に、ねぎ焼き山本というねぎ焼き発祥のお店を教えてもらい、そのあとで伺いましたが、とても美味しく感激しました。 個人的にもとても良い機会になりました。すでにKOBITは、大阪でも多くのお客様が導入いただいてますが、対面でお会いするのはとても嬉しかったです。今後ともご贔屓にお願いします。」
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は大阪での開催ではありましたが、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地からの企業の参加で、本来では一度で見れないはずのとても豪華なイベントでした。普段、なかなか簡単に関わることのできない企業がたくさんあり、そこで全く知らなかった技術の進歩を見ることができ、さらにはその担当者の方ともお話ができることで、アイディア出しの大きなヒントにもなりました。
実際にいろいろなところでお話をお伺いさせていただいたのですが、昨年の参加企業同士で一つのプロジェクトを実際に進行中との声も聞け、企業同士の交流会としても大きな役割を果たしていました。
こういったイベントは新たな「きっかけ」を生む場として、大きな意味があります。
何かに行き詰まったり、困りごとがある際、それでなくても定期的に見に行くだけで、解決出来る糸口や、新たなヒントなどを得ることができる場だと思います。
こういった企業が集まるイベントは、1年を通して各所で開催されています。
ぜひ、興味のある方はイベントに参加されてみてはいかがでしょうか。
最後に、撮影をしていただきました東和製作所のカメラマン服部さん、お話をお伺いさせていただきました株式会社クリエイターズネクスト窪田代表、本当にありがとうございました。
著者:MainYard Design(メーンヤードデザイン) 北野敦子
1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。
※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
→北野敦子さんによる寄稿記事を読む


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