KOBITブログ

人工知能はコンテンツマーケティングの未来にどのように貢献するか

この記事は約 5分 で読めます。


自動コンテンツ生成に加え、キュレーションやコンテンツ配信に人工知能は活用可能

人工知能は既にコンテンツマーケティング領域に進出してきています。米紙ワシントン・ポストは人工知能技術を導入し、天気予報やスポーツニュースといった単純な構成を持った文章を自動生成する機能を活用するようになりました。人工知能は過去のデータや構造に依存するため、現在の技術では、自由な構成で品質の高い文章を書くのは困難なのは現状です。それでも、コンテンツマーケティングにおけるいくつかの分野で人工知能は適用可能だと考えられます。

コンテンツの生成よりも、コンテンツ配信に関する最適化の方が、データ分析の得意な人工知能が活躍できる領域が多いかもしれません。数百万人の見込み顧客に対し、最適なタイミングで最適な対象に対し、適切なコンテンツを届けるため、パーソナライゼーションしたコンテンツ配信を行います。

自社のブログやEメール、ソーシャルメディア・コンテンツなど、無数にあるコンテンツの中から、各見込み顧客に対し最適な情報を提示できるようになれば、エンゲージメントを高め、売り上げの向上に寄与する可能性が高まります。また、最新のニュースやブログから見込み顧客が興味を持ちそうな情報を集約する「キュレーション」にも人工知能が有効です。人手で実施するには手間がかかりますが、自動化を推進し、時間をかけずに興味深い情報を収集できる期待が持たれています。

これまでではできなかった水準のランディングページ最適化も人工知能が実現できる

予測分析は人工知能が得意とする手法です。過去のデータをもとに、似たような事象が起きたときの挙動を予測する分析手段として研究・応用が進んでいます。購買プロセスのうち、どの状態にいるのかを人工知能が予測し、その検討段階に応じたコンテンツを提供し、購買意欲の上昇を狙います。さらに、その施策がうまく行ったかどうかを追跡すれば、人工知能はその成果を学習し、予測分析の精度を向上させられるのです。

人工知能を使えば、閲覧者に応じてランディングページを最適化し、個別のパーソナライゼーションを施すことができるようになります。現在地や流入経路、ユーザーの振る舞いやプロフィールといった細かい情報を使って表示する内容を変えるといった使い方が考えられます。例えば、ベジタリアンのユーザーに対し、特別食を提供する旅行プランを優先表示するといった仕組みを導入すれば、ユーザー体験を向上させ、コンバージョンを高める効果が期待できます。現在の技術では、ここまで細かいパーソナライゼーションは提供されていませんでした。

Siriのような音声アシスタントも人工知能の活用例の一つです。文字ではなく、音声で入力し、かつ、音声で情報を得るという仕組みに変われば、必要とされるコンテンツも変わってきます。また、メッセンジャーアプリに組み込まれたチャットボットでも、自然な会話調で入力された質問に最適な回答を返すのは人工知能の役割であり、企業は、それに適したコンテンツを開発する必要があります。

チャットボットやARアプリで人工知能がマーケティングに適用され始めた

米雑誌ナショナル・ジオグラフィックは双方向性のコンテンツを開発し、ユーザーへ新たな学習体験をもたらしました。アインシュタインの人生を描いたドラマシリーズの公開にともない、アイシュタインと会話ができるチャットボットを公開したのです。人工知能によって運営されたこのチャットボットは、アインシュタインの公私にわたる情報を解説します。ユーザーの質問に対してユーモアのある回答や画像で返答してくれるところが、人工知能の良さであり、ユーザーの興味をひきつけます。

化粧品ブランドのセフォラは、人工知能を使った仮想的なメイクアップ・アーティストを提供しています。アプリに自撮り画像を投稿すると、顔の特徴や肌の色をもとに最適な化粧品を提案し、それを使用するとどのように見えるかをシミュレーションする機能を含みます。サンプル品を試さなくても、アプリ内で使用感が確認できるのがメリットです。

まとめ

人工知能は多くの分野で応用されるようになり、コンテンツマーケティングもその例外ではありません。自動コンテンツ生成は注目を集めましたが、キュレーションやパーソナライゼーションでも人工知能が高い効果を発揮する可能性があります。チャットボットを始め、新しい技術においても人工知能は欠かすことができません。


CATEGORY:
まずは無料ユーザー登録。
すぐに始められます。