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Google マーケティング プラットフォームへのブランド統合が意味するものとは

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広告・マーケティングの全工程を一か所にまとめ、さらなるビジネス成長を目指す

Googleは2018年、広告・マーケティング関連サービスを「Googleマーケティングプラットフォーム」という一つのブランドに統合しました。特に、メディア向けのアドテックサービスであるDoubleClickがGoogleに買収されてから11年経った今、そのブランド名が廃され、Googleブランドに統一された点が注目されました。

ブランド統合は広告・マーケティングに関する全ての工程を一つにまとめる意味合いがあります。現代のオンラインマーケティングはクリエイティブを作成し、広告を出稿して、その成果を計測するという一連の作業が必須です。そして、検索連動広告だけでなく、YouTubeを含めた動画広告が一般的になる等、その複雑さは増加の一途をたどり、今後もその傾向は続いていくと見られています。企業が実施するオンラインマーケティングを支援し、容易にしていくというGoogleからのメッセージが込められているのかもしれません。

中小企業向けプロダクトとして、キャンペーンを自動生成・自動入札して運用するスマートキャンペーンが導入されたり、簡易的な管理によりEコマース広告を出稿するスマート・ショッピング・キャンペーンが発表されたりと、Googleの広告をより多くの企業が利用できるように、導入の敷居を下げる試みがなされています。ブランド統合の動きと合わせ、新たな広告収入の手段を模索している戦略が理解できます。

メディア向け機能DoubleClickとGoogleアナリティクス360スイートが統合される

Googleマーケティングプラットフォームは主に、アドテックプラットフォームであるDoubleClickと、企業向けアクセス解析を提供するGoogleアナリティクス360スイートから成ります。Google広告におけるキャンペーンの計画・購入・測定・最適化を支援するのが役割です。

Googleの広告配信を行うGoogle AdWordsは、Google Adsへと変更されました。検索連動広告やYouTube及びGoogle PlayといったGoogleサービス、さらに、パートナーサイトやアプリに出稿する広告を購入できるサービスです。キーワードだけではなく、ユーザーの属性や行動履歴といったセグメント方法が表れてくる中、広告サービスから「Word」の文字が消えたのは象徴的な動きかもしれません。

メディア向けの複数のサービスは一つにまとめられ、Google Ad Managerが生まれました。「DoubleClick for Publishers」「DoubleClick Ad Exchange」が一つの機能となり、アプリやAMP(アクセラレイテッド・モバイルページ)、コネクテッドテレビ等でコンテンツを収益化するためのツールです。

Googleマーケティングプラットフォームでは、各サービスをまとめて管理する「統合センター」が提供されています。各サービスの情報を統合し、また、サービス間を容易に行き来できるよう、切り替えツールが設置されました。また、ユーザー管理・管理コントロール・支払いと請求を一元管理できるようになり、IT部門や経理部門にとっての使い勝手が向上しています。

自動化を推進するGoogleマーケティングプラットフォームがマーケティング担当者の役割を変える

今後のGoogleマーケティングプラットフォームを考える上では「自動化」がキーワードになってくるかもしれません。前述のスマート・キャンペーンやスマート・ショッピング・キャンペーンのように、担当者の管理作業を減らし、自動的に出稿・最適化する機能が増えています。また、アシスタント機能が充実してくると、アクセス解析や広告最適化の分析も、手動ではなく、Googleのツールが実行するようになるでしょう。これまでは入札単価の最適化などに時間を尽くしていたマーケティング担当者も解放される可能性があります。

マーケティング担当者は、ブランディング等の高い付加価値を求められる仕事に対する比重が高くなっていきます。その企業が顧客に対してどのように理解され、どんな体験を提供できるかが重要になる時代です。そのような新しいマーケティングの考え方に対し、少ない工数で投資対効果の高いキャンペーンを実施できるよう支援するのが、自動化を推進するGoogleマーケティングプラットフォームになるのです。

まとめ

Googleマーケティングプラットフォームは、クリエイティブ作成から広告購入、計測、最適化まで、広告・マーケティングに関する全ての工程を一つのブランドにまとめました。中小企業向けサービスを始め、自動化を推進するGoogleは、マーケティング担当者の役割もより付加価値の高いものへと変えようとしています。


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