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【オモシロ】アート系に特化した、すごいAIサービスまとめ

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はじめに

今や生活の中で関わらない日がないと言っていいほど、私たちの生活に寄り添っているAI。今回はそんなAI技術の中でアートに特化した興味深いサービスを5点ご紹介します。

1.モノクロの写真を自動でカラーに変換するColouriseSG

https://colourise.sg/

GovTech Singaporeのデータサイエンスおよび人工知能部門のプロジェクトとして提供されているサービスです。
現時点では2ヶ月間の期間限定公開を予定しているとのことで、試してみたい方はお急ぎください。他のカラー化ツールと違う点は、Deep Learning tool Algorithmiaを使用している点です。
Algorithmiaは、Imagenetデータセットから百万枚の画像データベースを元にコンピュータビジョンアルゴリズムを構築しており、そのAlgorithmiaにより、より具体的なカラー配色が可能になっています。

2.背景を切り取る、人物トリミングツールREMOVE.BG

https://www.remove.bg/

APIを利用した背景トリミングツールです。
今まで手作業で時間がかかっていたトリミングがワンクリックで完了してしまいます。
人物の髪の毛部分も綺麗に切り取りことができ、デザイナーにとって非常にありがたいサービスです。
無料分は制限がある程度かかっていますが、有料分ですと4Kの高画質を得ることができます。

3.APIが自動で音楽を作成

https://www.ampermusic.com/

AIによる作曲で、オリジナルの音源を作成するサービスです。
作りたい曲のスタイル・雰囲気・長さを選択するとAIが自動で楽曲を作成します。
また、その楽曲に対して手動で細かな調整を加えることも可能です。
このAMPERの驚く部分は無料で著作権フリーであるということ。
AMPERが掲げるように、探すより作る方が早くなる時代がすぐそこまで到来しているのかもしれません。

4.猫の毛をリアルに描写

https://affinelayer.com/pixsrv/index.html

こちらはブラウザ上でサクッと遊べる、描写した線画に対してテクスチャを貼り付けるpix2pixのDeep Learning(深層学習)を使用したサービスです。
線画の形から適したテクスチャをあてがい自動で貼り付けます。
他にも、建物・カバン・靴など様々なテクスチャ選択のできるものがあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はアートに着目してAI技術を使用した革新的なサービスをご紹介しました。
どれもとても興味深くおもしろいサービスになっているので、時間が空いた際にサクッと試してみてはいかがでしょうか。時代の進歩に驚くばかりです。

著者:MainYard Design(メーンヤードデザイン) 北野敦子

1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。

※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
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