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GoogleアナリティクスとAdobeアナリティクス、どちらを使うべきか?

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Adobeはマーケティング分野に力を入れ、アクセス解析ツールAdobeアナリティクスを提供している

GoogleアナリティクスはWebサイトのアクセス解析において代表的なツールです。無料で多くの機能が利用でき、簡単な設定だけで導入が行えます。その機能を紹介する書籍も多く出版されてきました。一方で、Adobe(アドビ)社のサイト分析ツールであるAdobeアナリティクスも、同様の機能を提供しています。

Adobe社はPDF文書や、フォトショップ、イラストレーターを始めとするクリエイティブ製品で有名です。しかし、最近はAdobeマーケティング・クラウドと銘打ち、Webマーケティング製品の充実を図ってきました。顧客接点の分析や見込み顧客の管理、広告及びキャンペーンの分析といった一連の機能が、一つのブランドにまとまっています。

Adobeアナリティクスは、あらゆるチャネルのデータを収集し、リアルタイムで顧客に関する洞察を得られるよう支援します。どのチャネルからの流入がコンバージョンにつながったかを知るアトリビューション分析や、人工知能・機械学習を駆使したAdobe Senseiによる顧客体験の最適化など、高度な機能が提供されています。

Googleアナリティクスに比べ、分析の柔軟性が高く高度なレポート出力が可能なAdobeアナリティクス

GoogleアナリティクスとAdobeアナリティクスを比較すると、どのような違いがあるのでしょうか?Googleアナリティクスは定型的なレポートで簡単に分析を行うのに適しており、無料版の提供で、より多くの利用者を獲得する方向性を示しています。サイトへのアクセスが膨大になった大企業向けには、有料版のGoogleアナリティクス360で、その要求に応えます。

Adobeアナリティクスは有料版のみの提供であり、アクセス数が多かったり、分析の要求が高度・明確だったりする、大企業での利用に向いています。導入にあたっては高度な設定が必要なので、それなりの工数が必要とされます。精緻な設定を行う分、柔軟性の高い分析やレポート出力が実現できるのが、Adobeアナリティクスを利用するメリットです。

Adobeアナリティクスに含まれるアナリシス・ワークスペースと呼ばれる機能では、画面上にドラッグ・アンド・ドロップ操作を行うだけで、図表に含む指標や絞り込みが設定できます。分析対象となるデータ数が増えると、データの一部だけを分析対象としてサンプリングを行うGoogleアナリティクスと異なり、Adobeアナリティクスは全数を分析対象とするため、分析の精度が維持できます。

Adobeアナリティクスでは独自に割り振れる変数があり、拡張性の高さが魅力と言われています。具体的には、広告のURLやメールのリンクに特定の文字列を含めておき、サイトへ訪問した際に、Adobeアナリティクスの変数に入るよう設定しておけば、その変数に基づいてユーザーの流入元を判別可能です。流入元の違いによるコンバージョンに至る経路といった、カスタマージャーニーの分析が実現できるようになります。Googleアナリティクスでも同様の機能はありますが、既存の設定を適用することになるため、複雑な条件に対応しにくい可能性があります。

アクセス数の多寡や分析に対する要件に基づき、最適なアクセス解析ツールを選択するべき

はじめてアクセス解析を実施する場合は、無料版が用意されているGoogleアナリティクスの利用が推奨されます。また、アクセス数が増えてきた後でも、一般的なアクセス分析、セグメント作成を行うのであれば、Googleアナリティクスの機能が十分に対応可能です。また、Google Ads等、その他のGoogle関連製品を利用している場合、それら全てを連携して管理できるGoogleアナリティクスが適しています。

Adobeアナリティクスの利用に適しているのは、独自の分析要件がある企業です。膨大な数の多様な訪問者がいるサイトを運営している場合、詳細なセグメントを作成して最適化を図りたいという要望が上がってきます。訪問期間・訪問回数・年齢・性別・コンバージョンの有無といった条件を同時に設定するようなセグメントの設定は、Adobeアナリティクスが得意とするところです。また、Adobeマーケティング・クラウドの他製品を使用している場合も、Adobeアナリティクスを採用する理由となります。

まとめ

Googleアナリティクスは無料で豊富な機能が提供されているため、アクセス解析の分野ではデファクト・スタンダードのように考えられています。分析の要件が高くなり、高度なセグメントを作成したい企業は、Adobeアナリティクスの採用を検討してみるのも良いでしょう。


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