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Googleの新広告フォーマット「ディスカバリー広告」「ギャラリー広告」は何が凄いのか

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広告収入の成長鈍化が指摘されるGoogleが新たな広告フォーマットを発表

オンライン広告業界が置かれる状況は厳しさを増しています。個人情報の利用に関してプライバシーの懸念が強まり、広告配信者が利用できる情報に制限が生じてきました。同時に、ターゲティングの精度を高め、ユーザーの興味・関心に沿った情報を提示しなければ、広告は無視されてしまいます。Googleは1クリックあたり売り上げの成長が鈍化している点を投資家から指摘されるようになりました。ユーザーの興味をひくような新たな広告の形が望まれています。

Googleは2019年5月に行われたカンファレンス「Googleマーケティング・ライブ2019」において、新しい広告フォーマットを発表しています。オーディエンスの属性や興味に応じて商品を提案し、ユーザーにとって新たな発見を促す「ディスカバリー広告」と、検索結果画面の一番上に表示される視覚的な広告フォーマットである「ギャラリー広告」の二種類です。

ディスカバリー広告は思いがけない発見をもたらす、画像またはテキスト形式のフォーマット

70%のユーザーは何の作業も無しに新たなコンテンツに触れたいと考えています。また、76%の消費者が買い物する際に思いがけない発見を楽しんでいるという報告もあります。これらのユーザー動向を背景に、検索という行為を伴わず、ユーザーの属性に基づいて広告を表示するがディスカバリー広告の特徴です。

ディスカバリー広告は、YouTubeのフィード画面やGoogleアプリのディスカバリー・フィードに画像等を伴い表示されます。このフィード画面に広告が表示されるのは初めてだと言われ、Googleにとっては新たな収益源となり得ます。また、Gmailのプロモーション・タブ、ソーシャル・タブに文字ベースの広告として表示されるフォーマットもあります。

ディスカバリー広告を出稿する際には、Googleのオーディエンス機能を利用します。推定された興味や関心に基づいてターゲットを特定し、画像やロゴ、文言、そして、ランディングページを指定し、広告の設定を行います。ディスカバリー広告は2019年中に全世界へ提供される見込みです。

ギャラリー広告は検索意図に基づいてカルーセル形式の画像を表示する

ギャラリー広告は、ディスカバリー広告とは対照的に、検索語句に連動させた広告フォーマットです。検索キーワードに関連性の強い商品について、4-8枚の画像をカルーセル形式で表示します。タイトルと短い文章を入力可能です。

スマートフォンユーザーの75%は、知りたい情報について即座に情報をしたいと考えています。その検索意図に応えるため、より視覚的・双方向的な情報を提示するのがギャラリー広告の狙いと言えます。Googleはギャラリー広告のテストによって、クリックとスワイプが最大で25%増加するという結果を得たと報告しています。

広告主は4枚以上の画像を使って、ギャラリー広告を作成します。画像またはテキストがクリックされてランディングページへ遷移するか、3枚以上の画像がユーザーによってスワイプされた際に、広告料が課金される仕組みです。視覚的に印象的な広告フォーマットなので、その場でコンバージョンが発生しなくても、その後の広告表示などのリーチがあれば、間接的にコンバージョンにつながる可能性もあります。

ブランド認知や具体的な商品の販促といった目的に合わせて広告フォーマットを選択するべき

ディスカバリー広告やギャラリー広告は、その目的に合わせて利用方法を最適化していくことが推奨されます。ディスカバリー広告はユーザーの属性情報に合わせて出稿されるため、ブランド認知の段階や顧客が抱える問題を認識させるために利用すると効果的です。検索するべき語句を認識していない潜在的なユーザーには、偶然の出会いによって存在を認識してもらう必要があります。

ギャラリー広告は検索意図に従って表示されるので、具体的なソリューションや製品カテゴリ、商品名についてプロモーションするのに向いています。特に、視覚的に印象的なカルーセル方式で表示されるため、画像で理解させるのに適した消費者向け商品の販売促進に期待できます。

まとめ

Googleの新しいフォーマットは広告主にとっても大きなチャンスになります。潜在的なユーザーから認知を獲得するにはディスカバリー広告を、購買意欲の高まったユーザーに具体的な商品を提案するにはギャラリー広告を活用すると、高い広告効果が得られるかもしれません。


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