KOBITブログ

Googleのモバイルファーストインデックス導入により新規・既存Webサイトが取るべき対策とは

この記事は約 5分 で読めます。


Googleサーチコンソールからモバイル向け対応状況が確認可能になった

モバイル端末でのユーザー体験を第一に考えるのは、Webサイトを運営する上で極めて重要です。総務省の情報通信白書では、2017年時点で、インターネットを利用する端末として、パソコンを抜いてスマートフォンが一位となっています。この傾向は今後も収まることはないでしょう。

Googleも検索エンジンを利用するユーザーの使い勝手を高めるため、スマートフォン向けサイトのユーザー体験を考慮するようになりました。2016年に導入された「モバイルファーストインデックス」はその代表例です。GoogleがWebサイトのコンテンツを収集し、検索エンジンの索引(インデックス)を作成する際に、モバイル端末から見える情報を優先して分析するというものです。

2019年5月のGoogleによる発表では、2019年7月1日以降に検索エンジンへ新たに登録されるWebサイトに関しては、デフォルトでモバイルファーストインデックスが適用されるという方針が明らかになりました。サーチコンソールのURLインスペクションのツールを利用すると、Googleの検索エンジンから見て、自社のWebサイトのどのような情報が収集されているのかを確認できます。モバイル向けの準備ができているかどうかは、このツールを活用して理解することになります。

デスクトップとモバイルで異なるURLを設定している場合、検索エンジンの評価に影響が出る

モバイルファーストインデックスの登場によって、Webサイトの運営者はどのような対策を講じる必要があるのでしょうか。デスクトップとモバイルで同じ情報を提示している場合は、大きな影響はないと言われています。推奨される対策として、画面サイズが変わっても柔軟に見栄えが変更されるレスポンシブ・デザインの導入が指摘されている程度です。

デスクトップとモバイル向けで異なるURLを設けており、モバイル向けでは情報量が少ない場合には、モバイルファーストインデックスにより、Webサイトの評価が下がってしまう可能性が指摘されています。例えば、デスクトップ向けには「http://www.example.com/」というURLで全てのコンテンツを提示しているのに対し、モバイル向けでは「http://www.example.com/m/」といったように末尾にmを付けた異なるURLを設定し、簡易的なコンテンツしか提供しないといったケースが該当します。

近年ではAMP(アクセレレイテッド・モバイル・ページ)と呼ばれる技術が登場し、モバイル向けのページ表示を高速化する仕組みを導入するWebサイトが増えています。AMPでは通常とは異なるHTML表記が求められるため、AMPと非AMPのページで内容を変えているWeb運営者もいるかもしれません。検索エンジンはモバイルファーストインデックスの適用により、モバイル向けの情報に基づいてサイトの評価を行うようになるのです。

アノテーションタグを設定し、異なるURLでも同一の内容である点を検索エンジンに伝える

Googleが発表した2019年5月のモバイルファーストインデックスに関する声明では、デスクトップとモバイルで同じURLを用いることを推奨すると明記されています。モバイル向けで異なるURLが作成されていると、検索エンジン側で問題が起こっていたとされるからです。

新たにWebサイトを作成する場合には、レスポンシブ・デザインの適用によって同じURLでもモバイル端末に対応できるようにする方法を第一に考えるべきです。ユーザーのタップ操作によってコンテンツが表示される、モバイル特有のハンバーガーメニューやアコーディオンメニューを使っても、モバイル向けの評価では問題となりません。

既にデスクトップとモバイルで異なるURLのWebサイトを作成してしまった場合には、異なるURLでも同じ内容である旨を検索エンジンへ伝えられるよう、アノテーションタグの利用が推奨されています。「canonical」あるいは「alternate」というタグを利用し、同一の内容を持ったコンテンツを重複して検索エンジンに登録するのを避けます。AMPページと非AMPページで異なるURLを用いている場合も、同様にアノテーションタグの利用が有効です。

まとめ

モバイルからの情報閲覧が増える中、モバイル向けのユーザー体験は重要さを増しています。検索エンジンにとってもモバイル対応は重要な評価項目であるため、デスクトップでもモバイルでも同じユーザー体験を提供できるかどうかは、SEOに影響していくのです。


CATEGORY:
まずは無料ユーザー登録。
すぐに始められます。