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コンテンツマーケティングの歴史に残る興味深い海外事例

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ミシュランガイドは1900年から始まったコンテンツマーケティング

近年、コンテンツマーケティングは、マーケティング施策の中心的な手法になりつつあり、そのメリットは様々なものが挙げられます。コンテンツマーケティングは、旧来の手法に比べ、3倍のリードを獲得しながら、62%のコスト削減ができたという調査はその一例です。また、ブログを運営している企業の82%は、コンテンツから高い投資対効果が得られていると回答しています。

しかし、多くの企業は、コンテンツ作成自体が目的になってしまい、闇雲にコンテンツを作成し、検索エンジンから高い評価が得られるのを待っているケースも散見されます。コンテンツ制作にはクリエイティブさが必要であり、そこには全体のコンテンツ戦略が求められます。

コンテンツマーケティングは、実は、昔から行われていた手法であり、それは創造的なアイデアによって始められていました。例えば、優れたレストランを掲載するミシュランガイドは、フランスのタイヤメーカー・ミシュランによって、1900年に初めて出版されました。フランス郊外にあるレストランのレビューを掲載すると共に、タイヤ修理工場やホテル・ガソリンスタンド等の情報を提供したのです。郊外のレストランに行くには自動車を運転せざるを得ず、それが自動車及びタイヤの需要を喚起する仕掛けでした。時代は変わっても、ミシュランというブランド認知を高めるのに、ミシュランガイドはユニークな価値をもたらしています。

ドキュメンタリー映画やSnapchatを使った動画でターゲットとなる層へリーチした事例

米国の非営利団体Be Vocalはメンタルヘルスを抱える人を支援するための活動を行っており、その一環としてドキュメンタリー映画を作成しました。メンタルヘルスに問題を抱える3人を題材に、その人たちが健康状態を開示、症状が改善に向かっていく様子を記録したものです。その映画の宣伝に多大な広告をかけなくても、同団体のメッセージが多くの人に届き、242の記事に取り上げられて、4億回以上の閲覧数を記録したと報じられました。メンタルヘルスの他にも、人種差別やジェンダーの問題など、慎重なコミュニケーションが求められる題材はたくさんあります。これらの問題について理解が深まるよう、詳細な情報が伝えられるコンテンツは、社会的な意義があります。社会貢献を推進するブランドを好む傾向のある若い世代にとっては、特に効果的なコンテンツとなり得ます。

ブランドにまつわるストーリーを伝えるには、影響力のある人に、その経験を語ってもらうのが効果的です。インフルエンサーとなり得る人を特定し、その考えや意見を表明する機会を与え、その貢献を称えるのは、有効なコンテンツマーケティングの手法となります。米国のIT企業シスコは、新卒学生にリーチするため、各オフィスに在籍する社員から20人のインフルエンサーを選定しました。どのように新卒学生へリーチするのかブレインストーミングを実施し、若者に人気のソーシャルアプリSnapchatへの投稿を継続的に実施するという案が生まれました。社内の様子を短い「消える動画」で配信し、若い世代の興味をひく仕掛けです。ターゲットとなる層に合わせて最適なチャネルを選び、コンテンツを作成したという興味深い例となりました。

感情を揺さぶるコンテンツを活用してビジネスモデルに組み込んだ事例

米国の動物保護団体Amanda Foundationは、保護されたペットの美しい画像を撮影し、その認知度を高めています。同団体はGetty Imagesと提携し、動物の画像が利用されるたびに、利用料を動物保護のための寄付にするという試みを始めました。どんな企業でも犬や猫の画像を配信すればよいというわけではありませんが、見ている人の感情を揺さぶるコンテンツは高い効果が得られます。ターゲットとなる層が熱狂を覚えるような画像・動画はコンテンツマーケティング戦略に欠かせないものとなるでしょう。

まとめ

コンテンツマーケティングは、ただ記事を量産すればよいというわけではなく、創造的なアイデアによってブランド認知を高め、ターゲットとなる層へリーチするべきものです。社会的な意義のあるコンテンツは、企業の枠組みを超え、多くの人を巻き込んだ流行へつながるかもしれません。


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