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【3Dモデリング/Blender】初級 ポリゴンモデリング
この記事は約 6分 で読めます。

目次
はじめに
前回のBlender操作基本に引き続き、今回はポリゴンを使用してマテリアルを作成していきたいと思います。
今回は簡単なガラスの小物入れを作りながらポリゴンモデリングの編集方法を学んでいきましょう。
ポリゴンとは
ポリゴンとは3点以上の点が線で結びついた面で構成されている立体的な物体を指します。
ポリゴンモデリングでマテリアルを作る際は、この点/線/面を編集することで形を模っていきます。
ガラスの小物入れの作成
1.オブジェクトの削除

Blenderを起動し、新規ファイルを作成します。
初期状態で中央に立方体が配置されていますが、今回は不要なのでオブジェクトをクリックし選択した状態で【x】で立方体の削除を行います。
【x】削除のショートカットキー
入れ物部分
2.メッシュの追加

【Shift+A】でオブジェクトの追加を行います。
今回はメッシュから円柱メッシュを選択しクリックします。
【Shift+A】オブジェクトモード時にオブジェクトの追加が可能
3.編集モードへ切り替え

新たに追加したオブジェクトを選択した状態で【tab】でオブジェクトモードから編集モードへ切り替えます。
これによりオブジェクトの個の編集が可能です。
【tab】オブジェクトモードと編集モードの切り替え
4.面の選択
【テンキー1.2.3】でそれぞれ点、線、面の選択への変更が可能です。
今回は麺を選択したいのでテンキー3で面の選択を行います。
【テンキー1.2.3】選択基準の切り替え(点・線・面)
5.ベベル

頂上の面を選択した状態で、【Command+B】で面のベベルを行います。
【Command+B】ベベル
6.拡大縮小

下にある面を選択し、【S】で面を縮小させます。
【S】拡大縮小
7.線の選択
【テンキー1】で面の選択から線の選択に切り替え、下部分にある線をドラッグすることで複数選択します。
【テンキー1.2.3】選択基準の切り替え(点・線・面)
8.掴む
下部分にある線を選択した状態のまま【G】で線を掴んだ状態にします。
【G】掴む
9.縦軸のみの移動

【G】で掴んだ状態にして、【Z】を押すことで縦軸のみを移動させることができます。
掴んだ状態で縦軸の高さを調整し、低くしましょう。
【Z.X.Y】それぞれの軸のみに移動
10.頂上を一段高い面にする
頂上の面に戻り、【G】で面を掴み、【Z】で高さのみの移動に固定し、面の高さを少し挙げます。
11.重ねた面の生成

【I】で内側に面を一つ追加し、【G】→【Z】で掴んでさらに一段高い面を作ります。
【I】面選択時、重ねた面の生成
11.重ねた面の生成と移動

【I】で内側に面を一つ追加し、【G】→【Z】で掴んでさらに面を下に移動させ、穴を作ります。
12.表示の切り替え
【Z】で表示モードの切り替えができます。
ワイヤーフレームのモードにし、フレームで形が確認できるようにします。
13.面の縮小

穴の底の面を【S】で縮小します。
蓋部分
14.オブジェクトモードに戻る
【Tab】でオブジェクトモードに戻ります。
15.オブジェクトの追加
【Shift+A】でメッシュ→ICO球でICO球体を追加します。
16.面の削除
【tab】で編集モードに戻り、【3】の面選択で下半分を選択、【z】から面の削除を行います。
17.厚みをつける
【A】でオブジェクトを全選択したのちに【comand+F】で面を押し出し厚みをつけます。
【comand+F】面に厚みを加える
持ち手部分
18.オブジェクトモードに戻る
【Tab】でオブジェクトモードに戻ります。
19.オブジェクトの追加
【Shift+A】でメッシュ→ICO球でICO球体を追加します。
それぞれの調整
20.大きさの調整
それぞれのオブジェクトを選択した状態で【S】を押し大きさの調整を行います。
【S】拡大縮小
21.位置の調整
入れ物、フタ、持ち手をそれぞれ作成したら、オブジェクトモードに移り、それぞれの位置を調整します。
【G】で掴み、ドラッグするか、プロパティパネルで【X.Y.Z】へそれぞれ数値の入力を行います。
ツールパネルから回転を選び、動きをつけます。
まとめ
今回は、ガラスの小物入れの形をポリゴンモデリングで作成していきました。
作業を繰り返していくうちに少しづつショートカットキーを覚えていけると思います。
次回は、それぞれのマテリアルに色や質感を加えていく作業を行います。
著者:MainYard Design(メーンヤードデザイン) 北野敦子
1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。
※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
→北野敦子さんによる寄稿記事を読む
14.オブジェクトモードに戻る
【Tab】でオブジェクトモードに戻ります。
15.オブジェクトの追加

【Shift+A】でメッシュ→ICO球でICO球体を追加します。
16.面の削除

【tab】で編集モードに戻り、【3】の面選択で下半分を選択、【z】から面の削除を行います。
17.厚みをつける

【A】でオブジェクトを全選択したのちに【comand+F】で面を押し出し厚みをつけます。
【comand+F】面に厚みを加える
持ち手部分
18.オブジェクトモードに戻る
【Tab】でオブジェクトモードに戻ります。
19.オブジェクトの追加

【Shift+A】でメッシュ→ICO球でICO球体を追加します。
それぞれの調整
20.大きさの調整

それぞれのオブジェクトを選択した状態で【S】を押し大きさの調整を行います。
【S】拡大縮小
21.位置の調整

入れ物、フタ、持ち手をそれぞれ作成したら、オブジェクトモードに移り、それぞれの位置を調整します。
【G】で掴み、ドラッグするか、プロパティパネルで【X.Y.Z】へそれぞれ数値の入力を行います。
まとめ

今回は、ガラスの小物入れの形をポリゴンモデリングで作成していきました。
作業を繰り返していくうちに少しづつショートカットキーを覚えていけると思います。
次回は、それぞれのマテリアルに色や質感を加えていく作業を行います。
著者:MainYard Design(メーンヤードデザイン) 北野敦子
1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。
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