KOBITブログ
【Adobe Illutrator】1分で描くグラフィカルな花
この記事は約 4分 で読めます。

目次
はじめに
今回はブレンドツールの応用編として、Adobe Illustratorで作る3分でかけるグラフィカルなラインで構成された花の絵の描き方をご紹介していきます。
1.背景
長方形ツールで暗めの背景を作成します。

2.花弁
花弁を作成します。
ここでポイントはパスの開始点、線を繋げないの2点です。
– AとBの線は繋げずに独立した線として存在します。
– Aの位置aからラインのパスを書き出した場合、Bのラインも接点となるaの位置からパスを書き出します。

3.ブレンドステップ数
【オブジェクト>ブレンド>ブレンドオプション】でステップ数でブレンドのステップ数を調整します。
ここでは12に設定しました。

4.適応
AとBのラインを選択して【オブジェクト>ブレンド>作成】でブレンド設定を行います。

5.複製
1~3で作成した花弁を複製し、合わせて花にします。【回転ツール>option+クリック】で回転の中心を設定し角度72度でコピーを選択します。その後、【Command+D】で工程を繰り返します。
ここで形の調整を行い、花の形をきれいにします。


6.複製
全ての花弁を選択し、【Command+C】でオブジェクトをコピーし、【Command+B】で背面に複製します。
7.線幅の変更
複製し背面に位置する側のオブジェクトの線幅を太くします。
8.ぼかし
6のオブジェクトを選択した状態で、【効果>ぼかし>ぼかしガウス】で腺をぼかし、線の色を明るいビビットカラーに変更し、ほのかに光っているようなイメージにします。

9.調整
手前に位置する5枚の花弁を選択し、線幅を調整します。 ここでは、さらに細くすることで光具合を強めに表しました。
10.イメージの決定
ブレンド効果が適応されているオブジェクトを全て選択し、【オブジェクト>ブレンド>拡張】を行うことで、ブレンド効果で現れた腺をブレンドの効果としてではなく、オブジェクトとしての扱いに変更して完成です。

まとめ
今回はブレンドのラインを使った花の作成を行いました。
今まではグラデーションとして使っていましたが、ブレンド効果で現れる腺もオブジェクトの印象を大きく変化させることに効果を発揮します。
著者:MainYard Design(メーンヤードデザイン) 北野敦子
1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。
※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
→北野敦子さんによる寄稿記事を読む


すぐに始められます。