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ブルー・オーシャン戦略と具体事例

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株式会社クリエイターズネクストの窪田です。

ビジネスには「赤い海」と「青い海」の2つがあることをご存知でしょうか。

それぞれレッド・オーシャン、ブルー・オーシャンと言われますが、それぞれどのような意味や目的があるのか。

今回は現在のビジネス環境下で新たな市場開拓に必要とされる「ブルー・オーシャン戦略」をテーマに、具体的な事例を交えながら紹介していきたいと思います。

レッド・オーシャンにある現在の社会

ビジネスの約9割はレッド・オーシャンであると言われています。

現在の社会は、企業の多くがそれぞれ似たような差別化戦略で優れたサービスや商品を生み出そうとすることで、品質が高いものが大量に存在した状態になっています。

購入する側の私たちにとっては、選択肢が多いことはありがたいのですが、ビジネスにおいては多くの商品がコモディティ化(競合との差別化が図れなくなった状態)になってしまっているのです。

こうした世の中において、企業がどのように生きる活路を見出していけばよいのかを考えていくことが非常に難しい時代になってきています。

このような競合ひしめくビジネス環境をレッド・オーシャン、つまり血の流れるような赤い海という表現で示しています。

ブルー・オーシャン戦略と具体的な事例

このように赤い海にいる状況では、企業はなかなか新しいサービスや商品を生み出すことができません。

そのため、近年では赤い海から青い海へ行こうじゃないかという「ブルー・オーシャン戦略」の重要性が提唱されるようになってきました。

ブルー・オーシャン戦略は、欧州経営大学院教授のW・チャン・キム氏とレネ・モボルニュ氏が書いたビジネス書で紹介されている考え方です。[1]

ブルー・オーシャン戦略を簡潔にまとめると、新しい商品やサービスを開発・投入することで創られる、競合相手のいない市場を開拓していくことになりますが、 日本企業を含め、このブルー・オーシャン戦略を取り入れている事例は多くあります。

その一例をいくつか紹介していきましょう。

オフィスグリコ

江崎グリコの子会社で、当初はオフィス向けに対面接客による自社菓子製品の移動販売を主軸に行っていました。

その対面接客を捨て、専用のお菓子ボックスや食品・飲料などの冷凍冷蔵庫の貸し出し・設置サービスを新たに展開。 気軽さを軸に、コンビニまで行きたくない層を獲得することに成功しました。

フィリップス

日本ではシェーバーや電動歯ブラシでその名が知られているフィリップス。

オランダに本社を置くヘルスケア製品・医療関連機器を中心とする電気機器関連機器メーカーになりますが、

イギリスで水の品質の問題が起きていた際に、やかんそのものにフィルターをつけて水を浄化させる商品を開発して爆発的にヒットしました。

水道に浄水器をつける従来の発想を転換して、新たな価値を生み出した事例と言えます。

セブン銀行

以前の銀行は対面接客が基本だったため、15時になると窓口が閉まってしまい、それ以降は引き出しや預け入れ、振り込み等ができないのが当たり前でした。

その不便さに目をつけたセブン銀行では、ATMを開発し、それをメイン事業である全国のコンビニエンスストアに設置することで24時間営業が可能になり、利便性を獲得することができました。

まとめ

ブルー・オーシャン戦略は、表面だけで捉えてしまうと、今まで積み重ねてきた価値を維持しながら、プラスαで全く新しい価値を生み出すことにフォーカスしがちです。

しかしながら事例で紹介したように、もともとあった価値を大幅に捨て、新たな価値を大幅に向上させることが、ブルー・オーシャン戦略の本来の考え方になります。

ビジネスをさらに発展させていくために、現状の洗い出しを行いブルー・オーシャンで戦える市場を開拓していきましょう。

 
◎本記事の内容はYouTubeチャンネル「窪田望のアンテナ」でもご覧頂けます!
【ブルー・オーシャン戦略】の動画本編はこちら

参考文献

[1] テキスト[新版]ブルー・オーシャン戦略―――競争のない世界を創造する (Harvard Business Review Press)-Amazon


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