KOBITブログ
4Pと4Cとは?Webマーケティングの基本フレームワークを学ぼう②
この記事は約 4分 で読めます。

株式会社クリエイターズネクストの窪田です。
今回は4Pと4Cについての解説シリーズ2回目です。前回は4Pと4Cの基本概念についてお話しました。
今回は4Pと4Cの使い方について解説をしていきたいと思います。
一瞬使えなそうに感じる4Pと4Cというフレームワーク
4Pと4Cの基本概念を一通り見ていくと、確かにもっともそうだと感じる部分はあると思います。
しかし正直なところ、
「4Pと4Cはビジネスを行う上で至極当たり前の考え方」
そう思った方もいらっしゃったのではないでしょうか。
かくいう私も、最初学んだ時は「それほど大したことを言ってないのでは?」と感じたため、具体的に4Pと4Cをどのように使ってよいか、あまりイメージが湧きませんでした。
当時の私を含めて、4Pと4Cを使えない手法と感じて活用しない方も多くいますが、実際は使い方次第で非常に有効で使えるフレームワークなのです。
4Pと4C の使い方
例えば、あなたが「ペットボトルの水」の販売をするマーケティングの責任者だったとしましょう。
商品を販売する際には、4Pと4Cに沿って考えていくというのは、基本プロセスとして決して間違いではありません。
例えば、ペットボトルの水で4Pに当てはめてみると・・・
- Product(製品):源泉のミネラルウォーター
- Price(価格):1本あたり150円
- Place(流通):コンビニで販売
- Promotion(プロモーション):CM
このように体系立ててマーケティングを考えていくことは可能です。
しかしながら、このままでは、買い手がこの水を他の水と比べた上でなぜ買わなければいけない(買いたくなる)のか分からず、多くの商品に埋没してしまって、差別化できずに売れない結果となってしまいます。
窪田望が勧める「極端4Pと極端4C」という考え方
4Pと4Cを使って、いかにして販売したい商品の「尖った部分」を買い手にアプローチすればよいのか。
これを実現するにあたって、私は「極端4Pと極端4C」という考え方を提唱したいと思います。
例えば今回の例で考えた場合、4Pの中でPrice(価格)にフォーカスして、
「極端に価格を上げることはできないのか?」
ということを複数のスタッフ間でブレスト(ブレインストーミング)してみることも1つのやり方です。
ペットボトルの水で考えると、一般的な定義に基づけば150円という価格は妥当です。
しかしながら、妥当な値段に沿って考えるとそれ以上のアイデアは生まれません。
そのため、わざとその水を5,000円で販売してみるというシチュエーションをブレストのテーマとして考えてみるわけです。
では、先程の4PのPrice(価格)を5,000円に変更してもう一度見てみましょう。
- Product(製品):源泉のミネラルウォーター
- Price(価格):1本あたり5,000円
- Place(流通):コンビニで販売
- Promotion(プロモーション):CM
これを見た時に、果たしてこの商品は売れると思いますでしょうか?
・・・恐らく売れるイメージが全然湧かないと思います。
まとめ
ただ価格を極端に設定しただけですが、これによって、そもそも最初に4Pに当てはめた販売戦略に間違いがあったことが分かります。
では、具体的にどのプロセスに、どのような間違えがあったのでしょうか。
こちらについては、次回「4Pと4C part3」で明らかにしたいと思います。


すぐに始められます。