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今後Facebookなどソーシャルメディア界に起こる6つの変化

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10年もしないうちにソーシャルメディアは急速に発達し、私たちの生活の一部となりました。もう今では新しいトレンドとして捉えることはできないでしょう。Facebookのように世界中で利用されるプラットフォームがある一方、新しいコンテンツを持ったプラットフォームが次々と誕生していますよね。

Webマーケターも多大なる影響をそんなソーシャルメディアから受けています。ユーザー数が増えているプラットフォームを見つけたり、アップデートが起こると手を出してみて、色々試行錯誤してみるというのはもはや日常になっているのではないでしょうか?

この取り組みは正直キツいですが、Webマーケターとして生きていくためには、こういった変化に着いていく必要があります。Marketing Landに今後ソーシャルメディアがどういった変化するかという予測した記事がありました。今回は一足先に皆さんが今後起こるだろう変化に即座に対応できるように、この記事を簡単にまとめたいと思います。

1. Facebookの独占化

今後1つのプラットフォームの独占化がさらに進むと考えられています。どのプラットフォームがソーシャルメディア界を独占していくかというと、もちろんFacebookです。Facebookは検索エンジンでいうGoogleのポジションを完全に掌握するでしょう。

Facebookの独占化が予想される理由はFacebook社の1つの戦略にあります。Facebook社は伸び盛りのプラットフォームや成長性の高いサービスを次々と買収しています。Instagramが良い例ですよね。今後もFacebookはこの方針を貫いて、どんどん新興サービスを買収していくでしょう。

そしていつか多くのソーシャルメディアがFacebookを中心に利用されるという時代がくると考えられます。

2. ペイドリーチのみがニュースフィードに現れる

【1. Facebookの独占化】と少し関連してくるのですが、多くのソーシャルメディアがFacebookを中心に利用されるということは、フィードの表示ルールもFacebook基準となるということが予想されいます。Facebookのアルゴリズムといえば、各ユーザーのフィードには親密度が高いアカウントやページのコンテンツが表示されるという仕組みです。 これは最近Instagramにも採用された仕組みです。

FacebookにしてもInstagramにしても個人アカウントとビジネスアカウントがどんどん増えていってコンテンツの飽和状態が起こっています。同時に、自社のアカウントのコンテンツをオーガニックで表示させることは年々難しくなっています。

これにより、Facebook広告に投資する額と企業もどんどん増えていってます。これが今後も続いていくと、もはやペイドリーチしかターゲットオーディエンスにコンテンツを届ける手がなくなるのでは?という考えが出てきます。

3. ユーザー志向がさらに強くなる

今Facebookのようなアルゴリズムを採用するプラットフォームも増えてきましたが、さらなるユーザー体験の向上のために新たな試みが進められています。それは最早ユーザーに表示されるコンテンツを選ばせてしまおうという流れです。

分かり易い例を出せば広告ブロック機能ですね。今ソーシャルメディアに限らず多くのWeb広告でこの機能を採用していて、ブロック率はかなり増えてきます。つまりは 【2. ペイドリーチのみがニュースフィードに現れる】のようにお金を払えば良いという問題だけではないのです。

ではどうすれば良いか?もちろんブロックされないようにユーザー体験を向上させる広告コンテンツ・キャンペーンを作成するに限ります。

4. ニッチなプラットフォームの増加

【1. Facebookの独占化】の独占化とは逆の話になるのですが、Facebookの独占化が進む一方で、その中でも独立して生き残れるのはニッチなプラットフォームだと考えられています。ニッチなプラットフォームとはSnapchatやPinterestのような独特の機能を持って、特定のユーザー層に人気のあるものです。

もちろん前述したようにFacebookからの買収を受け入れてしまったら独占の方向に進んでいきますが、Snapchatのように買収を断って独自路線で生き残っているプラットフォームも実際あるので、この可能性を否定することはできないでしょう。

5. VRとARの発達

Oculus RiftやPokemon Goを見ていてもVRとARはどんどん発展していっていることが分かります。ソーシャルメディアとVR、ARとの関係は未だ見えて来てませんが、今後これらの関わりは強くなってくると言われています。

例えば、今既にFacebookは360°動画の投稿を可能にしています。これは明らかに買収したOculus Riftとの活用用途を見いだす一歩ですよね。ARも今Pokemon Goでポケモンと2ショット写真を投稿する人が増えていますよね。こういった類いの動きが今後どんどん強まってくるでしょう。

6. 多様な機能の採用

今後生き残るソーシャルメディアは2つに別れると思います。1つはSnapchatやPinterestのような特定ユーザー層から圧倒的な指示を得るプラットフォーム。もう1つは何でもできる機能の多角化を実現したプラットフォームです。後者の流れが強まることが考えられます。

まさにFacebookが良い例で、ユーザーが離脱して他のアプリに移動しないようにあらゆる機能を取り入れています。例えば、Instant Articlesがその1つです。
よくFacebookから記事を見ようとするとローディングが遅くて、Googleに移動して自分で検索してしまうことはありませんか?そういったことを防ぐために、Facebook上で非常に速くローディングされるInstant Articleが作られたわけです。

今後離脱を減らすというコンセプトに、どんどん多くの機能が1つのプラットフォームで作られていくでしょう。

まとめ 

今回紹介した予想は必ずしも起こるとは限りませんが、どれも可能性のあるものばかりです。6つの変化にどう対応していくかを一足先に考えるために是非参考にして下さい。

参照:Marketing land, 6 possibilities for the future of social media marketing 

 


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